ロボットアームにつかまれて移動するHTV=NASAテレビから 国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしている日本の無人補給船「こうのとり(HTV)」が19日、接続場所を移動した。月末に到着予定の米スペースシャトルが近くに接続するため、元の位置ではシャトルの貨物室をふさいでしまうからだ。引っ越しはシャトル退役後は必要なくなるため、今回が最初で最後になりそうだ。 HTVは18日夜から5時間ほどかけて、ロボットアームでISSの地球側(下側)から上側にゆっくり移された。地球との通信などの都合で、シャトルが離脱した後に元の位置に戻される。 ISSには今月末、欧州の補給船ATVも到着予定。ロシアの補給船プログレスや飛行士を運んだソユーズ2機もドッキング中で、ISSに接続できる全種の宇宙船が6機集まる。(東山正宜)