「ランサム(身代金)ウェア」を自作したとして、神奈川県警が5日、大阪府内の中学3年の男子生徒(14)を不正指令電磁的記録作成・保管の疑いで逮捕した。「力試しで作ってみた」。捜査関係者によると、この生徒は神奈川県警の任意の調べにそう供述したという。海外サイトにアップロードした後には、ツイッターでそのサイトのURLを広めていたという。 サイバー事件で中高生が摘発される例が近年目立つ。パソコンを起動できなくするウイルスに感染させたとして、2013年に県警が書類送検した中学生は「ウイルスを持っていると尊敬されるので、武器として持っていた」と供述。オンラインゲームを有利に進める不正プログラム「チートツール」を作成したとして14年に県警が書類送検した高校生らは「有名になりたかった」と話したという。 今回のような不正プログラム作成事件ではないものの、警察庁が年代別の容疑者数を公表している不正アクセス禁止