海江田万里・経済産業相が国会で見せた「涙」が話題となっている。同情論もあるが、菅直人首相の伸子夫人が「泣くような人に大臣は任せられない」と発言したと伝えられるなど批判的な声が多く、「泣きっ面に蜂」の状態だ。 海江田経産相が涙ぐんだのは、2011年7月29日の衆院経済産業委員会でのことだ。自身の進退をめぐる質問に対しあいまいな答弁をした後、席に戻り、再度始まった追及に耳を傾けていたところだった。 「尋常でない状況が続いていますので」 海江田氏は突然、泣き出しそうな表情となり、左手で両目を6秒ほど覆った。その後見せた表情は、顔が赤くなっており、ときおり鼻をすするような仕草もみせた。「(海江田氏が)号泣した」と報じたテレビ局もある。 海江田氏は、菅首相による「メンツ潰し」が相次いでおり、両者の対立が深まっている。翌7月30日に記者団から、「(国会の場での涙は)尋常ではない」と指摘された海江田氏は