[メインページに戻る ] チベット問題の歴史淵源 中国のチベット問題の認識を示した原点『チベット問題』左の奥つけにあるように、1959年のチベット動乱の直後にだされたものだ。 (1) 日本人の貧困なチベット観 夏休みが近づくと学生から「チベットに行きたいのですが、チベット大使館はどこにあるのですか」などの質問を受け、脱力することがある。ご存じの通りチベットは中国に併合されチベット大使館なるものは存在しない。しかし、このような基本的な事実すら知らない日本人は決して少なくない。日本人の大多数はチベットへの旅にあこがれ、その宗教文化を称えるにも関わらず、恐ろしい程、チベットの歴史と現状に無知である。この状況はチベットを謎とロマンでしか語れないお粗末なテレビ番組と、何か事件がおきるまでは問題の所在すら知ろうともしない報道現場の無知が手に手を取ってつくりあげてきたものだ。 中国にとってチベット問題