ハイリスク分娩、医師に手当 1件10万円さいたま方針2008年11月22日9時47分印刷ソーシャルブックマーク さいたま市は21日、ハイリスクな妊婦の分娩(ぶんべん)や妊婦の救急搬送の治療にあたる同市立病院(緑区)の産科の勤務医に、来年1月から1件10万円の手当を支給する方針を明らかにした。地域の基幹病院として産科の勤務医を確保したいねらいがある。 厚生労働省によると、ハイリスクな妊婦らに着目した手当の創設は、民間病院を含め全国でも異例という。 対象は研修医を除く産科の勤務医8人。妊娠22〜32週未満の早産▽同28週以降で出血などの症状を伴う前置胎盤▽40歳以上の初産▽妊娠高血圧症候群で他の医療機関から搬送されたケースなどに対応した場合に支給される。市は年間約200件を見込み、来年1月の開始を目指す。 同病院は国の地域周産期母子医療センターに指定され、慶大医学部の医局から多くの医師の派遣を