ことし8月、京都市の病院で男性患者の人工呼吸器に不具合が起き、アラームが鳴ったにもかかわらず、当直の看護師らが仮眠をしていて気付かず、患者を死亡させたとして、院長ら3人が業務上過失致死の疑いで書類送検されました。 この病院では、入院患者がいるフロアごとに当直の看護師を配置していましたが、警察によりますと、看護師長は「10年ほど前から、当直の看護師は全員が同時に仮眠していた。アラームには誰かが気付くだろうと思っていた」と話しているということです。 警察は、医療事故につながりかねない当直の状況を改善せず、患者を死亡させたとして、68歳の院長と40歳の看護師長、それに亡くなった患者の担当だった30歳の看護師の3人を、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。