印刷 東京都は1日、台東区上野3丁目のスーパー「吉池」で、肝臓などの有毒な部分を取り除かずにハコフグが売られていたと発表した。10月17、18、31日に仕入れ、約27匹が販売されたとみられるという。 都によると、ハコフグの有毒な部分を食べても必ず中毒を起こすわけではないが、激しい筋肉痛や呼吸困難などの症状が出て、死亡するケースもある。現時点で被害報告はないという。 都条例ではハコフグは、フグの調理免許を持つ人が調理したものでなければ客に販売できない。台東区保健所が販売の経緯について同社を調査している。都は、購入者は都食品監視課(03・5320・4413)に連絡するよう呼びかけている。