岸田文雄首相の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、木村隆二容疑者(24)の「人となり報道」が過熱している。 中でも、光やブラックホールについて記した中学の卒業文集は「異質文章」などと取り沙汰されているが、科学者などの間で反発が広がっている。 「こういう報道は止めた方がいい」 時事通信は2023年5月7日、「中学文集『光とブラックホール』 木村容疑者、思い出など記さず―首相襲撃事件」とのタイトルで木村容疑者の人となりに迫った。 記事によれば、中学の卒業文集は光やブラックホールをテーマに選び、「同級生らが中学時代の思い出などを記す中、学校生活や友人との思い出には触れていなかった」と異様さを指摘している。 同様の報道は他社もしている。テレビ朝日系の情報番組「グッド!モーニング」は4月18日、独自ネタとして卒業文集を取り上げた。「異質文章」と評し、時事通信と同じ論調だった。朝日新聞も21日、「人