冒険小説の愛好家として知られた書評家で俳優の内藤陳(ないとう・ちん、本名・のぶる)さんが28日、食道がんで死去した。 75歳だった。 告別式は近親者で済ませた。お別れの会を後日開く予定。喪主は弟・黒瀬功氏。 1960年代、コントグループ「トリオ・ザ・パンチ」を結成。テレビ番組に出演し、「ハードボイルドだど」などのギャグで人気に。冒険小説を愛読し、81年には日本冒険小説協会を設立。月刊誌のコラム「読まずに死ねるか!」を執筆したほか、新宿・ゴールデン街の酒場「深夜+1」の経営者としても知られた。映画「麻雀放浪記」「月はどっちに出ている」にも出演した。