2014年夏休み映画の興行が終わり、その最終興収見込みが出揃った。ランキングTOP5はすべて30億円を超え、100億円を超えるメガヒットは生まれなかったもののバランスの良いヒット傾向となった。そんななかで1位になったのは、前半戦を席巻してきた『マレフィセント』を上回った『STAND BY ME ドラえもん』。同作が大成功した理由と今夏の映画シーン“数字の裏”を、映画ジャーナリストの大高宏雄氏が総括する。 1位『STAND BY ME ドラえもん』(70~75億円)2位『マレフィセント』(65~67億円)/(C)2014「STAND BY ME ドラえもん」製作委員会(C)2014 Disney Enterprises, Inc. 写真ページを見る ◆バランスの良いヒット傾向のなかでの成功と不本意 2014年の映画の夏(休み)興行が終わった。結果を言ってしまえば、今年の興行実績(7月下旬から
![夏映画興収1位は『ドラえもん』 変わらぬ親近感の3DCGで観客層広がる](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/80632f1690d81e67a630502bda5585163f8f9a21/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcontents.oricon.co.jp%2Fupimg%2Fnews%2F20140907%2F2041799_201409070670848001410054034c.jpg)