写真展『よみがえる不朽の名作 土門拳の「古寺巡礼」』が、6月14日から東京・六本木の東京ミッドタウン内FUJIFILM SQUAREで開催される。 報道写真だけでなく、日本伝統文化の撮影に情熱を傾けた土門拳。写真集『古寺巡礼』第1集の刊行50周年を記念して開催される同展では、土門自身が「ほぼ35年、ぼくは人生の過半を、カメラを背負って古寺を巡ってきた」と語るほど数多く撮影されてきた古寺の写真作品の中から、仏教伝来の地・飛鳥をはじめ、法隆寺や神護寺など奈良・京都の古寺、中尊寺から臼杵の石仏までを2部構成で紹介する。 6月27日まで開催される第1部『仏教文化の開花』では飛鳥時代から平安前期まで、6月28日から7月10日まで開催される第2部『浄土と禅宗世界への憧れ』では、平安後期から桃山時代までの古寺や仏像などにスポットをあてる。 なお、6月22日には土門に師事していた写真家・藤森武によるトーク