シーラカンス2種、初比較=DNAの違い、わずか0.18%―東工大など 時事通信 7月22日(月)23時11分配信 アフリカ東部タンザニア沖とインドネシア沖にそれぞれ生息するシーラカンス2種について、東京工業大や国立遺伝学研究所(静岡県三島市)、アクアマリンふくしま(福島県いわき市)などの国際研究チームが全遺伝情報(ゲノム)を解読し、初めて比較した。22日付の米科学誌ゲノム・リサーチに発表した。 2種は約3000万年前に分かれたと推定されるが、DNAの配列の違いは0.18%しかなく、別種と思えないほど似ていることが分かった。配列が変わる速さはヒトやチンパンジーの40分の1程度と非常に遅く、「生きた化石」と呼ばれる形態を保っている要因かもしれないという。 シーラカンスは約3億8000万年前(古生代デボン紀)に出現し、約6500万年前には絶滅したと考えられていた。しかし、1938年に南アフ