☆彡忌日 5月26日 木戸孝允 1833-1877 『西郷、もうたいていにせんか』 木戸孝允は「維新の三傑」の一人である。西郷隆盛は人望の人、大久保利通は政治の人だと思う。 木戸孝允は思想の人か。総合力では木戸孝允が一番である。 まさに文武両道の達人で新道無念流の免許皆伝だったらしい。あの近藤勇をして「恐ろしい以上。手も足も出なかったのは桂小五郎だ」て言わしめた。 そんな腕を持ちながら、刺客などから逃げの一手で「逃げの小五郎」の異名があった。 本当に強かった証拠である。 維新を成し遂げてから、進歩的な彼は保守派を相手に苦労する。 西郷らの征韓論、大隈重信らの台湾出兵などに反対し、今は内部の刷新をすべき時とは正論であった。 廃藩置県、版籍奉還、憲法制定、三権分立と問題山積みで、このストレスが病を悪化させた。 『西郷、もうたいていにせんか』 これは意識も混沌とした状態で、うわごとのように言った