道路沿いのスギ林の中に、ウバユリ(姥百合)が咲いていました。 ほとんど日が当たらないような日陰ですが、7~8本でしょうか、1mほどに長く伸びた茎の先端に2~4個、白く長い花をつけています。 花びらは6枚ついて筒状になり、長さは10~17cmほどで、薄い緑をおびた白いいろで、先端は少しひらいています。 写真のように花は筒状で、タカサゴユリやテッポウユリににていますが、葉の形がまったくちがって違っています。 ウバユリの名前は、花が咲く時期に葉が枯れることが多いため、「葉(歯)がない」ことから、老女のようだとしてつけられたなどと言われますが、諸説あるようです。 写真を撮っていると、近くにいた鹿が声をあげながら走り去っていきました。ここは道路に面しているからなのか、食べられていないようです。 ウバユリの全体の姿は、つぎのような感じです。