「おまえは、マネージャーなんだから」と組織の運営と部下の育成を上役から熱く期待されています。しかし、目の前にいる自分の部下を見れば、こちらの期待通りには動いてくれません。そんな彼らの不出来に嘆き、苛立ちは、つのるばかりです。その一方で、「おまえは、プレーヤーとして、お客さまのこともしっかりと頼むよ」と上司からプレッシャーをかけられています。 プレーイング・マネージャーとは、そんな仕事かもしれません。 「自分は、マネージャーなんだろうか、それとも、プレーヤーなんだろうか」と自問自答しても、「両方」という答えしか見いだせないのが現実です。 1990年代後半、日本の企業の多くは、経営と現場の意思の疎通と意志決定の伝達を迅速に行なうために、組織の階層を減らすと共に、現場に権限を委譲するフラット化を推し進めました。しかし、その背景には、役職を減らすことで人件費を抑制したいという意識が、強く働いていた
![無理をさせ、無理をするなと、無理を言う - ベテランIT営業が教える「正しいITの使い方、営業の使い方」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cbce8eb3e1202776e40e775ec1f264f0e287de1c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.zdnet.com%2Fmedia%2Fz%2F2023%2Fzd_ogp.png)