フリーアナウンサー、生島ヒロシ(60)が27日、サンケイスポーツの取材に応じ、故郷の宮城・気仙沼市を襲った東日本大震災の津波で行方不明になっていた妹の死が、宮城県警によって最終確認されたことを明かした。3月11日の震災から半年あまり。「生きていてほしい」の願いは届かなかった。 亡くなったのは主婦だった実妹、喜代美さん(57)=現姓・亀井。気仙沼市で同居していた母、美ち子さん(享年85)が2月に死去したため、本来なら夫とともに震災翌日の同12日に遺骨と位牌を持って上京し、生島も参加して都内の寺院で納骨式を行う予定だった。 しかし、津波に巻き込まれ母の遺骨、位牌とともに夫と行方不明に。その後、5月に気仙沼市の赤岩港で喜代美さんとみられる遺体が見つかったが、遺族の唾液などを使ったDNA鑑定に時間がかかり、今月21日に喜代美さんと確認されたという。夫はいまだ行方不明だが、すでに夫の実家が妹夫妻