2010年03月07日22:08 カテゴリさ行 せ・そ ●鶺鴒台(せきれいだい) 閨房用具の一種なり。天保(1830-44)頃の『花紋天の浮橋』に「鶺鴒台は閑月庵山暁が戯(たわむれ)に工風(くふう)をもって製する所なり」とあり。 (注)夜の道具の一種です ●節分(せつぶん) 婦女転びて隠所をあらわに出せしを言う。追儺(ついな)の豆まきに擬せし語なり。 (注)陰部が和服から丸出しになってしまうことです ●そそ坊主 宝暦明和(1751-72)の頃、江戸に「そそ坊主」とて笠に「そそそ」と3字書き、女神たる弁天堂の建立勧化を名としたる乞食坊主あり。 祭文ようの呪(まじない)を唱え、その終りに「そそそ」と口早に言い、また「如意宝珠そそそ」など、女陰にかけたるらしきことを唱えしにより、当時の俳優芸妓幇間など、これに擬したる猥褻の俗謡を作りてうたうこと流行せり。 これより前、浅草観音境内にて講釈の席を開