2008年12月31日のブックマーク (1件)

  • 「スペイン風邪」の毒性原因特定、新型インフル対策に活用も : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    1918年に大流行したインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスが、強い毒性を持つのに関与した、たんぱく質を東京大医科学研究所の河岡義裕教授のチームが突き止めた。 新型インフルエンザ対策にも役立つ成果で、米科学アカデミー紀要電子版に30日、掲載された。新型インフルエンザとして登場したスペイン風邪。ウイルスは肺など気道下部でも増殖し、肺炎などで世界で約5000万人が犠牲になった。この原因ウイルスと、型が同じの季節性のインフルエンザウイルス(Aソ連型)は、鼻やのどなど気道上部で増殖。その違いは謎だった。 研究チームは、双方に共通する8種類のたんぱく質に着目。スペイン風邪ウイルスのたんぱく質の遺伝子を単独、あるいは複数組み合わせてAソ連型ウイルスに組み込み、実験動物のフェレットで影響を調べた。 その結果、ウイルスの増殖に関係するポリメラーゼ複合体と呼ばれる酵素など四つのたんぱく質の遺伝子を組み込む