Shiki MIZUCHI Official Web Site -blog mix-: 東京都の青少年育成条例改正案について東京都の青少年育成条例改正案について 私は論理的思考とは無縁な人間であり、ひたすら己の直観に従って生きてきた。そのため、今回の改正案に対し、論理的な意見を述べることはできない。それでも反対派のひとりとして、あえて言わせてもらおう。 物語作品とは、人間に似ている。人間と同じように、多くの作品が美と醜を内包している。たとえば先日のブログで紹介した『なのは』劇場版にしても、反対派の人々は幾つかの理由（保護者による児童虐待の描写など）により、規制したがるのではないだろうか。だが待って欲しい。最初から最後まで、この作品を鑑賞すれば、ラストにはとてつもない感動が待ち受けている。私は泣いた。不覚にも泣かされた。美と醜は表裏一体であり、醜があるからこそ、美の素晴らしさを人は実感できる。現在、東京都は物語作品から醜の要素を抹消したいらしい。 私はニュースなどで規制推進派の意見を聞く度に、中世ヨーロッパの異端
