仏西部ナント(Nantes)の研究所(2008年12月3日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/FRANK PERRY 【10月6日 AFP】人間の身長を決める遺伝子変異を700個近く特定したとの研究論文が、5日の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)で発表された。研究結果は、身長に関連する疾患治療への一助となる可能性があるという。 英エクセター大学(University of Exeter)などの国際研究チームは、身長に差異が生じる理由を説明する可能性のある遺伝子変異についての研究を行い、25万人以上のDNAを比較した結果、遺伝情報の424の領域に位置する単一の変異を697個発見した。 研究チームによると、これは身長の決定に関与すると考えられている遺伝子変異全体の約20%に相当するという。これまでの研究で特定されていたのは、全体の12.5%だった。残