テレビよりマシマシで今回半分以上珍妙な空間になっていた気がします。 イヌカレー空間は「かわいい」のですが、同時に不安定。 「怖いもの」と「かわいいもの」は表裏一体ではなく、地続きなのをちゃんとわかって見せてくれるから、興味が刺激されます。 「可愛いもの(ぬいぐるみ)は怖いもの(死体)に、怖いものは可愛い物にかぎりなく接近する。いいかえればわれわれは可愛いものの中に怖いものを、怖いものの中に可愛い物を見ることができるようになったわけである」 (1994年 銀星倶楽部「ぬいぐるみ」より) そもそも、出てくる魔法少女って、そういえば魂を抜かれたゾンビという設定でした。 間違いなく女の子達はぼくにとって「かわいい」。 そして同時に、死のにおいがする「怖いもの」であり「哀しいもの」。 『叛逆の物語』が描くガーリーな世界は、ぼくの中にあった「かわいい」と「怖い」の世界の境界線をグチャグチャにしてくれま
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