羽海野チカ『3月のライオン』があい変わらず神がかって面白いです。中でも、第10巻に収録されることになるであろう主人公零くんの義母のエピソードは空恐ろしいような完成度でした。 天才的な棋士であり、なおかつ常に努力を怠らない零くんの義理の母親になった女性の目を通して、「ひたすらに努力しつづけること」に憑かれた人間がいかに特別で、そうでない人間と違うものなのかが綴られています。 その描写は、残酷です。そこで描かれているものは、「ひとは決して平等ではない」、「まったく同じ外的環境に置かれていてすら、志ある者とそうでない者の間では大きな差が生じてしまう」ということだからです。
突然ですが、もしあなたがサラリーマンでめでたく1万円昇給し、奥さんがそれをそっくりそのまま旦那の小遣いにすると言ったとしましょう。 ところが、実際には次の小遣いが1万円増えるどころか実際には減っていたら、奥さんはあなたから嘘つきとみなされてしまうでしょう。 その時奥さんが、「え? 私はATMで給料を引き落とした時、ちゃんと昇給した1万円にシルシをつけて、あなたに渡したでしょう。」と言ったとすればそれであなたは納得しますか? これとよく似た状況が今の消費税増税で生じていますが、マスコミも世間もあまり騒いでいないようです。 政府説明によれば、消費税の増税分は全て社会保障費に充てられるということです。 税金が国庫に入るまでにタイムラグがあるため、2014年度の消費税収は5兆円の増加にとどまる。14年度予算では5兆円のうち、2兆9500億円は基礎年金の国庫負担に充て、赤字国債でまかなっていた社会保
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