家族とは会話でコミュニケーションがとれるのに、学校や公共の場では、他人と言葉を交わすこともが出来ない。感情をうまく表現することができない。そんな心の病を抱える英国の少年が、献身的な飼い猫の力によって変わりつつあります。 英紙デイリー・メールなどによると、ローカン・ディロンくん(7歳)は、物心がついた頃から、家族(両親と兄)以外の人に話しかけられると微笑んだりはするものの、会話でのコミュニケーションを一切取らない少年でした。さらに家族に対しても、抱きついたり、「大好きだよ」と言葉にするといった感情的な表現を避ける傾向があり、次第に両親は恥ずかしがり屋にしては度がすぎると感じ始めたのです。そして検査を受け、数年前に場面緘黙(かんもく)症との診断を受けました。 場面緘黙症とは、家庭では会話が出来るのに、学校などの特定の環境ではまったく話すことが出来ないという、幼年期に発症することの多い症状。単な