世界の「SONY」や「HONDA」を生んだ時代のように、日本を再びスタートアップの国にするという目標は、岸田文雄首相が5月5日に行われたロンドンでの講演で発表した4つの目標のうちの1つであった。 「ですから、日本に再び創業ブームを起こすことが、私の切なる願いです」。賞賛に値する目標である。しかし、歴代の首相も高い目標を掲げてはきたが、残念ながら実現に必要な施策を打つことはできなかった。岸田首相はそうならないことを期待したいが……。 スタートアップが必要なワケ より多くのスタートアップを生み出すための提案について論じる前に、なぜスタートアップが重要なのか、そしてなぜ日本は遅れを取っているのかを確認したい。 「スタートアップ」や「アントレプレナー」という言葉を聞くと、ベンチャーキャピタル(VC)の資金を投入されたシリコンバレーにあるハイテク企業を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、シリコンバレ
中国の新疆ウイグル自治区で、少数民族のウイグル族の人たちが多数収容されているとされる施設についての資料が流出し、中国政府は「反中勢力による中傷だ」などと反発していますが、中国の人権状況に対する国際社会の懸念がさらに高まりそうです。 この資料は、アメリカ在住のドイツ人研究者、エイドリアン・ゼンツ博士が入手したもので、匿名の情報提供者が当局のデータベースをハッキングして流出したものだとしています。 主に2017年から18年のものとされ、ウイグル族の人たちが多数収容されているとされる「再教育施設」の内部とみられる写真や収容された人たちのリスト、共産党幹部の発言内容などが含まれています。 この中には、当時、自治区のトップを務めていた陳全国書記の発言の記録とされるものもあり「誰も厳重な施設を出ることはできない。逃げようとする者には果断に発砲せよ」と述べたとされています。 こうした資料について、中国外
【台北=矢板明夫】台湾の最大野党、中国国民党は25日、台湾の初代総統、蔣介石のひ孫で、立法委員(国会議員に相当)の蔣万安氏(43)を11月に行われる台北市長選挙の公認候補として擁立した。蔣氏は記者団に対し「市民のみなさんと協力して、台北市を国際都市にしていきたい」と抱負を語った。 蔣氏の祖父は元総統の蔣経国氏で、父親は元外交部長(外相)の蔣孝厳氏。台湾で高い知名度を誇る一族に生まれ、自身も米国の大学院を修了し米弁護士資格を持つエリートだ。2016年に立法委員に初当選したときから、国民党の「明日の星」と呼ばれていた。 台湾で1990年代に民主化が実現して以降、選出された4人の総統のうち、蔡英文総統以外の李登輝氏、陳水扁氏、馬英九氏はいずれも台北市長経験者で、台北市長のポストは総統への登竜門ともいわれている。 蔣氏は現在、メディア各社の世論調査で次期台北市長としての支持率はいずれも1位となって
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