ふわふわ浮きながら、しっかり発電。空飛ぶ風力発電機「Airborne Wind Turbine」 2012.05.14 古瀬 絵里 古瀬 絵里 「風車」というと、どんなものを想像しますか? 3本のプロペラが回転する白い塔や、オランダの伝統的な建物を思い浮かべる人もいるかもしれません。Wikipediaによると風車の歴史は古く、なんとピラミッドが造られた時代から使われていたという説もあるほど。 そして時はめぐり2012年、ついに空飛ぶ風車が誕生しました! この空中風力発電機「Airborne Wind Turbine」(以下、AWT)の仕組は簡単。 ドーナツ型の風船とイメージすると分かりやすいかもしれません。風船の中にはヘリウムガスが入っています。ヘリウムは空気よりも軽く、気球や飛行船にも利用されています。このドーナツの穴にタービンを入れ、ヘリウムガスで浮かせているのです。 地上には移動でき