記事内容の要約 データ分析業務をコア事業と位置づけ、他社との差別化を推進 10億件を超える膨大なデータを高速に処理し、メニュー開発やプロモーションに活用 ビッグデータの分析結果を、アプリを活用したマーケティング施策にも効果的に活用 外食産業の市場規模が減少傾向にあるなか、業績を堅調に伸ばしている企業がある。ファミリーレストラン業界の国内最大手、すかいらーくだ。人口の減少やライフスタイルの変化により市場規模の拡大が見込めない中で、なぜ同社のビジネスは好調なのか。その裏側には、ビッグデータを徹底的に分析し、マーケティングに生かす取り組みがあった。 ビッグデータ分析は差別化のコア業務 すかいらーくは、1970年7月にレストラン1号店を開店して以来、半世紀近くにわたって日本の外食産業をけん引してきた企業だ。現在は、「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」「夢庵」といったブランドを全国に展開。業界で唯