このように、スマートフォン業界がブームを牽引している背景には、携帯電話事業者が端末とテレビの連携に強い関心を持っていることがある。ソフトバンク・グループのソフトバンクBBがアダプタを発売したのは、その最たる例だろう。「AirPlay ミラーリングが登場して以降、スマートフォンとテレビの連携に力を入れている」(ソフトバンクBB C&S統括 SB-SELECTION事業推進本部 SBS事業戦略統括部 マーケティング部 マーケティング課の由良健治氏)。 NTTドコモ プロダクト部 技術企画担当部長の渡邊信之氏も「テレビとの連携は、端末の付加価値を高めるものとして大いに注目している。連携機能が一般的になれば、端末メーカーに搭載をお願いすることになるかもしれない」と語る。特にNTTドコモは、以前からスマートフォンとAV機器の連携に取り組んできた経緯もある。2010年にDLNAのソフトウエア開発環境な