論文公開手段としてのオープンアクセスジャーナルの有効性 明治大学政治経済学部:浅井澄子(あさいすみこ) 1. はじめに オープンアクセス(OA)ジャーナルの普及の背景には、①論文のデジタル化の進展、②購読ジャーナル価格の継続的な上昇により、大学や研究機関が、購読契約を維持することが困難になったこと、③論文への自由なアクセスが、技術進歩を促進するとともに、世界的な情報格差の是正に寄与すると考えられたこと(1)、④ジャーナルで発表された多くの研究には、研究助成金として公的資金が投入されており、その成果は広く社会に還元されるべきという考え方がある(2)。米国や英国などの研究助成機関が、助成を受けた研究者に成果をOAで発表することを要請していることも(CA1903、CA1990参照)、その進展を後押しした。 学会や大学が発行するOAジャーナルの中には、著者に経済的負担を課さないものがあるが、商業出
現在位置 トップ > 会見・報道・お知らせ > 報道発表 > 令和3年度 報道発表 > 令和3年度「学術情報基盤実態調査」の結果報告について-大学における大学図書館及びコンピュータ・ネットワーク環境の現状について- 文部科学省では、国公私立大学の大学図書館やコンピュータ・ネットワーク環境の現状を明らかにし、その改善・充実への基礎資料とするため、平成17年度から学術情報基盤実態調査を毎年調査しています。 このほど、令和3年度の調査結果を取りまとめたので、お知らせします。 調査結果の主なポイント 大学図書館編 令和2年度の図書館資料費は706億円であり、前年度より3億円減少。そのうち、紙媒体の資料(図書と雑誌の合計)に係る経費は241億円であり、前年度より15億円減少した。また、電子媒体の資料(電子ジャーナルと電子書籍の合計)に係る経費は354億円であり、前年度より12億円増加した。 機関リポ
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