大画面テレビの導入で、デジタル放送や次世代DVDのハイビジョン映像が身近になった。そうなると一緒に楽しみたいのが「音」、つまり5.1chのサラウンド音声だろう。 「音」を強化して映画の迫力をアップする方法は、5.1ch対応のAVアンプとサラウンドスピーカーを導入することが正攻法と言える。筆者も常用する環境にソニーのAVアンプ「TA-DA5300ES」を導入し、本格的なサラウンド環境を整えている一人だ。 しかし、一般の家庭環境に5.1chの機器を導入するのは、設置スペースの問題もあってなかなか難しい。そこで登場した「フロントサラウンドシステム」も本コラムで取り上げてきたが、集合住宅に住んでいる場合は大音響が近所迷惑になったりと、悩みの種は尽きない。 そんな制約のある環境でも、手軽に5.1chサラウンドを楽しめる手段として人気を集めている製品がサラウンドヘッドホンだ。 今回はソニーのデジタルサ