自衛艦は、直進しています。(この船を中心に見ます) 右舷側(スターボードと言います) 漁船が、自衛艦の右舷前方に見えます。 この時、航路優先権は、漁船にあります。 自衛艦は、速度を落とすか、右舷側に舵を取り、漁船の後方を抜ける進路を取らなくてはなりません。 でも、漁船も、自衛艦が直進を止めない場合、同様に右舷側に舵を切り、これを避けなくてはなりません。(この時点で注意義務怠慢です) 直進してくる船に対して、横から迫る船も、右舷(右側)に舵を切れば、直進船と同様のコースに乗る事になり回避出来ます。 今回漁船は、この回避行動を取っていませんでした。 それにしても、最新鋭のレーダー装備を搭載して、海上監視レーダーもあり、隊員が目視でも見張りをしているはずなのに、 どうしてこれほど発見が遅れたのか? ただ、船の動力性能を鑑みた場合、小回りが効く漁船の方に回避義務があるような気はするのだが? 特に、