">宮崎吾朗監督 ■いきなり「トップ」!初仕事が監督 スタジオジブリ制作の映画『ゲド戦記』が29日、全国東宝系映画館で公開される。日本のアニメーション映画の第一人者、宮崎駿(はやお)監督の長男、吾朗氏が初めてメガホンをとった作品だ。ミリオンセラー経済本の著者で、映画でも新進評論家として名をはせる細野真宏さんが吾朗監督の公開直前の心境に迫った。 ◇ ■「宮崎アニメ」のこれからは 細野 アニメーション映画の制作というのは、熟練による知識と経験がモノをいう仕事なので、常識的には初監督でここまでクオリティーの高い作品はできないと思います。やはり最初から、相当、自信があって監督を引き受けたのでしょうか? ≪始まる直前まで 監督はイヤだと≫ 宮崎 いえ、全然、自信はありませんでした。現場が始まる直前まで「監督をやるのはイヤだ」と思い続けていて、社長の鈴木(敏夫プロデューサー