永井豪にも『マジンガーZ』にも超合金にも、まったく思い入れがないので、『真マジンガー 衝撃!Z編』は、割と覚めた目で見はじめた。若い人には、こういう企画がオヤジホイホイだとは思ってほしくない。 クライマックスだけを「これでもか」と盛りつけた展開を見ているうちに思い出したのは、小学校のころに大学ノートに書いていたロボット漫画だった。その頃に流行っていたロボット・アニメを片っ端からパクって、思いつくままに書いてたんだけど……あの当時は、日本全国、クラスに一人ぐらいは書いてたヤツがいたんじゃないか? 思いつきだけで、いいとこどりしたロボット漫画。適当なところで「つづく」となっていて、そのまま忘れてしまうような。ようするに、あれをテレビでやっている。そこにシンパシーを感じたので、ちょっとうらやましかった。 もうひとつ、必然的に結びつくのは、やっぱりヘンリー・ダーガーだ。彼の作品も、思いつくまま、好