斬新な解釈で魅せた『ジャングル大帝』などの現場でスタッフを引っぱっている谷口悟朗監督。最近では『イタズラなKiss』『地球へ…』などを手掛け、アミューズメントメディア総合学院で講師も勤めるヤマサキオサム監督。 第二回では、情熱を保ってステップアップし続ける秘訣を伺いました。 ⇒対談第一回はこちら ■賢いやつから辞めていく業界 ――押さえつけられてもはね返す気概が重要なのですね。 ヤマサキ でもね、谷口くんも僕もどちらかというとバネにできるタイプかもしれないけど、圧力をかけられて、耐えて、倍返しするつもりで頑張る人って意外と多くないよ。それは最近に限らず、昔からだと思うけど。 谷口 でも実際に、プロデューサーなり脚本家なり監督なりといった、何らかの「チーフ職」を目指すとしたら、相当タフじゃないと務まらないですよね。 そのチーフについて行くスタッフさんのためにも、チーフはタフじゃないといけない