不況が続く中、アニメ市場も厳しい状況にあります。TVアニメーション放映本数の減少、DVD・ブルーレイのセールスも、一部作品を除くと頭打ちになっているという。 しかし市場が冷え込んでいる中でも、アニメーション作品のほとんどは、そのクオリティを落としてはいません。むしろ本数を減らしたことでリソースを集中し、勝負しているようにも感じます。 特に目を引いたのが「CANAAN」でした。全13話、アニメーションのシリーズとしては短い部類に入りますが、上海を舞台に非常に密度の濃い映像美を見せていました。 市場全体が厳しく、ユーザーの反響も期待しにくい。そのような中で、現場のモチベーションを維持し、いかに収益につなげるかを、マネジメントを行う監督におうかがいしたいと思います。