数多くのWindowsパソコンがひしめく「パソコン本体部門」で、2009年もっとも評価されたパソコンは、アップルの「iMac」だった。多くのWindowsパソコンがひしめき合う中で、iMacが大賞に選出されたことを意外に思う方もいるかもしれないが、2009年のパソコン市場の流れを見れば本製品がなぜ大賞に選ばれたのかが納得できるはずだ。 2009年のパソコン市場は全体的に非常に低調なスタートを切った。Windows陣営では、2009年秋に発売予定の次期OS「Windows 7」の登場待ちという状況が長く続き、メーカー側もこれと言った特徴を持った新製品を世に出す機会を失ったまま、10月22日のWindows 7の発売を迎えることになったのだ。しかも、期待されたWindows 7の発売に合わせて、まったく新しいシリーズを投入してきたのはほぼソニー1社のみという状況で、Windows 7の登場に合