3月2日〜5日の言語処理学会第15回年次大会(NLP2009)に参加してきました。じつは言語処理にはそれほど興味がなかったのですが、おもしろい研究にたくさん出会えました。 関根先生のチュートリアル講演「自然言語処理のための知識獲得」、西垣先生の招待講演「意識と言語と情報」、また口頭発表やポスター発表にもいろいろおもしろい発表があったのですが、ここでは情報の信頼性に関する研究を取り上げます。 情報の信頼性を判断する研究 はじめは情報の信頼性を機械が判断するなんてうさんくさい、と思っていました。しかし発表を聞いて、システムの仕事は人間の判断を支援することだとわかりました。以下の点から、信頼性分析の研究っておもしろい!と感じた。 高機能な検索エンジンを通してひとの思考を促す クリティカルシンキングに基づいて分析方法を設計する ユーザが納得するために要約システムとの対話を繰り返す 高機能な検索エン