「マジでね、見ていて面白いなと思った。今日のスタジアムの素晴らしい雰囲気を作ったのも、若い選手たちだし。同世代で感覚が合うんじゃないかな。(南野)拓実、(中島)翔哉、(堂安)律……。みんな、勢いがあるからね」 ウルグアイを4-3で下したあと、原口元気は若い選手たちを称えていった。パナマ戦では2ゴールに絡んだが、この試合では後半42分に中島に代わってわずかな時間プレーしただけだった。 若い選手たちの活躍を褒め称える原口からは、焦りも苛立ちも感じられない。むしろ、嬉しそうですらあった。 何故だろうか。 それは原口がこの2カ月間で考えたこととも関係している。 軽い肉離れと序盤戦の困難。 ロシアW杯を終え、今シーズンからハノーファーへと移籍すると、大きな期待とともに10番を託された。しかし、思うような活躍ができないまま、2カ月弱が過ぎていった。 最初のつまずきは、右足の太ももの軽い肉離れだった。怪