【ニューヨーク=長戸雅子】米国の地方に住む中産階級の日常をリアルに生き生きと描いた作品などで知られるピュリツァー賞作家、ジョン・アップダイク氏が27日、肺がんのためマサチューセッツ州内のホスピスで死去した。76歳だった。アップダイク氏の著作の出版元が公表した。 1932年、ペンシルベニア州生まれ。ハーバード大卒業後、雑誌ニューヨーカーのライターなどをへて59年に「プアハウス・フェア」を発表した。 バスケットボールの元花形選手でいまは販売員として平凡な生活を送る男性を主人公に、60年からほぼ10年おきに出版された「ウサギ」4部作は時代や社会風俗を巧みに織り込んだ作風が高く評価され、同氏の代表作となった。 このうち「金持ちになったウサギ」「さようならウサギ」はピュリツァー賞を受賞した。 84年のホラーファンタジー「イーストウィックの魔女たち」は映画化もされた。
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