ブックマーク / tomio.hatenablog.com (2)

  •  登美彦氏、上機嫌を味わう。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    森見登美彦氏は上機嫌であった。 あまりにも上機嫌であったので、その上機嫌をよりいっそう深く味わうために、氏は上機嫌である理由をメモに書いた。 ・昨年から書いていた短編が日をもって一件落着した。 ・登美彦式時間管理法を発明した。 ・地下室の大掃除をして、半分ぐらい綺麗になった。半分とは、ほぼ全部と考えてさしつかえない。 ・今週末に冥途喫茶へ出かけ、闇鍋を喰う。 ・ハーマイオニーが美人になった。 ・きびだんごをまた入手してべた。 ・文房具屋でしゃれたクリアファイルを買った。 単調な日常にこびりついた幸せを、飢えた大蟻のようにことごとく舐めとる。登美彦氏の歩いた後には、ひとかけらの幸せも残らないであろう。 「誰にも渡すまい。渡すものか」 登美彦氏は集めた幸せの上にあぐらをかいて、得意げに一服やっている。

     登美彦氏、上機嫌を味わう。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    yack10
    yack10 2010/05/14
  • 2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    ずいぶん以前にRobotというふしぎな名前の会社の人からもらったDVDである。 登美彦氏は「ええのう!」と言いながら繰り返し観た。 短いので、何度でも繰り返して観られる。 そして観るたびに切ない気持ちになるのであった。 「しかし、あんな風な家があれば…

    2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    yack10
    yack10 2010/05/14
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