モスクワ・シェレメチェボ空港(SVO)では5月末以降、預託手荷物処理に断続的な遅滞が発生している。ロシアのエフゲニー・ディトリフ運輸相は7月6日、SVOを視察し、8月15日までに事態を平常化するよう指示を出した。 原因として、預託手荷物の処理を行う荷役作業員の不足が指摘されている。ロシア主要経済紙「ベドモスチ」(7月9日)によると、SVOの預託手荷物処理は2019年5月まで、SVOをハブ拠点としている国有航空会社アエロフロート(SU)が行っていた。同業務はその後、SVOの運営会社「国際空港シェレメチェボ」(MASH)の子会社シェレメチェボ・ホールディング(SHH)に移管された。 SHHはこれまで、SVOで国内線が発着するターミナルBの荷役業務のみを担っていたが、SVO全体の荷役業務を任されることになったため、追加で多数の荷役作業員数の確保が必要となった。しかし、SHHは作業員の採用・育成が
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