この本のタイトルを見て「何のこっちゃ?」と思われるかもしれませんが、非行少年はケーキを見ると切る前にむしゃぶりつくから切れないのです。丸ケーキなどを非行少年の目の前に持ってきたら「うがー!」と叫んで、琴奨菊も真っ青のがぶり寄りでケーキにむしゃぶりつくのです。結果、ケーキは切れません。 そんなわけはありません。ただ、非行少年に「3等分してね」とお願いすると、わけのわからん切り方しかできないそうです。ざっくり言うと、算数ができないから。 もっとざっくりと言うと、算数ができないし、国語もできないし、そもそも教科書が読めないから、イライラして問題行動を起こして非行に走るのだというのがこの本のポイントのひとつです。ざっくり言いすぎかもしれませんが、何でもざっくり言うのがぐわぐわ団のよいところです。細かいことはこの本を読んでください。 この本で面白いのはこのあたり。 そこで出てくる支援策で定番なのが「