2014年9月19日のブックマーク (2件)

  • 日刊ゲンダイ|「病み上がりの夜空に」矢幡洋氏

    臨床心理士である著者には、前作「数字と踊るエリ」でもつづったように、自閉症の娘・エリがいる。 「娘を育てる過程で、これはいい記録になるとずっと思っていました。これまで自閉症児にスポットを当てたはありますが、その家族について書かれたはありません。障害のある子供と共に暮らすとはどういうことか。きれい事では済まない現実を知ってもらいたくて、の病歴も含めありのままの家族の姿を書きました」 娘の療育記録であると同時に、決して外からはうかがい知れない家族の苦闘を赤裸々に描いたノンフィクション。興味深いのは夫、それぞれの目から見た日常、そして心情を吐露している点だ。 著者夫が待望の子供を授かったのは、2人で立ち上げたカウンセリング業が軌道に乗りだした13年前。成育過程で祖母と母から虐待されていたは温かい家庭を夢見ていたが、退院した日からつまずいてしまう。

    日刊ゲンダイ|「病み上がりの夜空に」矢幡洋氏
    yahatayo
    yahatayo 2014/09/19
    ネットにも出ていたんですね。記者の方は取材の時に第1章の母親の被虐待体験にハラハラしたと言っておられましたが・・・
  • 『母親やめてもいいですか』発達障害の娘を愛せない母親は不倫に逃避:戦後史の激動:So-netブログ

    『母親やめてもいいですか』(山口かこ著、にしかわたくイラスト、かもがわ出版)という書籍を読みました。不妊治療、流産などを経てやっと産まれた娘が広汎性発達障害だったことで失望した著者。現実と向き合えず、ネットや宗教、挙句は不倫に走り離婚。たまに会う気楽な立場になって、やっと娘と向き合えるようになったという話です。 の帯に「感動の再生物語」と書かれています。 「やっと娘と向き合えるようになった」ことを指しているのかもしれませんが、 おいおい、かもがわ出版、待ってくれよ、と思いました。 障がい児が生まれたことが不意で、不倫して、別れた夫に、障がい児の育児をさせる展開を告白したこのは、「赤裸々」ではあっても、「感動」なんかではないでしょう。 このような帯で売る、かもがわ出版に対して私は、「民主的」表現活動の事業者としてどうなのよ、と思います。 著者の、現実の倫理観に埋没せずに表現し切る赤裸々