ギリギリが「本質」を呼ぶのかも 著者である羽咋市役所の職員、高野さんは、神子原を再生するときの予算を60万円と決めました。 市長が「桁が違うんじゃないか?」というほどの低予算。 高野さんはあえて低予算で再生を始めようとしました。ギリギリまで自分を追い込んだほうが「燃える」という理由で。 高野さんが頭をフルに回転させて考えたことを次々行動に移していくのを見て、その「ギリギリ感」が尋常じゃないくらいのエネルギーを生むんだと感じました。 何かを広めようとするときって、大体の人は宣伝をしようと考えます。CMとか広告とか。 それが一番わかりやすいアピールの仕方だからです。でも、予算が60万だと広告費だけで底を尽きます。 だから必死で頭を使って低予算で最大の効果が出ることを考える。 そうやってギリギリの状態で悩んで、やっと生み出せた答えが人間の心に訴えられるものなんじゃないかと。物事の本質は限界ギリギ