井上 「かつて日本が統治していた時代の台湾から甲子園に出場し、準優勝に輝いた学校があります。 『嘉義農林学校』。 その愛称を題名にとった台湾映画『KANO』が現地で大ヒット、日本でも上映が始まっています。」 大越 「違う民族が混じり合った異例の混成チームでした。 しかし、むしろ違いを力にして勝ち上がっていったのが『KANO』でした。 台湾で熱狂的とも言えるブームを巻き起こしたこの映画、その訴えかけるものに動かされて、私は今月(1月)半ば、台湾に取材に行ってきました。 強いメッセージはどこから来るのでしょうか。」