「幻の名車」と言われるスポーツカー「トヨタ2000GT」で道路を走行中に、倒れてきた木の直撃を受けて車が大破したのは、道路管理に問題があったためだとして、所有者の男性らが富山県に賠償を求めていた裁判で、28日、県が1700万円余りを支払うことで和解が成立しました。 「2000GT」は、昭和40年代に登場したスポーツカーで、当時337台しか生産されず、「幻の名車」として今も人気があり、所有者の男性は事故の3か月ほど前に3500万円で購入したばかりでした。 この所有者と運転をしていてけがをした男性が、事故は道路の管理に問題があったためだとして、富山県に対し車の購入額を含む3900万円余りの賠償を求めて訴えを起こしていました。 県側は、裁判で「事故の前、倒れた木に異常は見られず、事故は予見できなかった」と主張していましたが、28日、富山地方裁判所での協議で、「裁判の長期化を避けたい」として170