多次元データ解析ライブラリ xarray この記事では、多次元データ解析を支援するPythonのライブラリxarrayを紹介します。 さらに詳しい情報は本家の情報を参照してください。 xarrayの特徴 背景 科学計測データは往々にして多次元になります。 例えば、複数の位置に設置したセンサで時系列データを計測する場合、 計測データは 空間チャンネル方向 × 時間方向 の二次元データになります。 さらにそのデータに短時間フーリエ変換を施す場合は 空間チャンネル方向 × 時間方向 × 周波数方向 の三次元データになったりします。 一般的にこういうデータを扱う場合、numpy の np.ndarray を使うことが多いと思います。 しかし、np.ndarray は単純な行列(もしくはテンソル)なので他の情報は別途置いておく必要があります。 上の例だと、 次元の順番:二次元データのうち1次元目が空