先を読めない者は、永田町で生き残ることはできない。アンタの政権を、全力で支える―などと言う言葉を真に受ける無邪気な政治家は、いずれ、敗れ去る。ガースーもそれは分かっていたはず……(『週刊現代』2020年11月28日号より) 安倍さん、そりゃないよ (眠い……なんだか眠いんだ……) このところ、最高権力者ガースーこと菅義偉総理は、疲労の極致に達している。 (尾身め……) 冬が近づき、日本でも新型コロナの感染者数が増え始めている。これに、政府の感染症対策分科会の尾身茂会長が、 「(再度の緊急事態宣言を)回避するためには今が非常に重要な時期」 「いま踏ん張らないと、もっと経済が抑制されることになってしまう」 などと、非常に強い懸念を示しているのだ。 菅はげんなりした。 (なぜもっと、忖度しないのか) 現在の菅の大目標は、コロナ対策と経済立て直しの両立である。感染爆発は困るが、かといって人の動きが
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