(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡保安官事務所の現旧職員の4人が、6日~7日にかけての24時間の間に相次いで自殺した。この話を聴いた元警官のオマール・デルガド氏は、分かると思ったと振り返る。 「いってみれば圧力鍋のようなもの。少しずつ蒸気を抜かなければ、いずれ大きな爆発を起こして終わる」 デルガド氏は、2016年6月12日にフロリダ州オーランドのナイトクラブで起きた銃乱射事件の現場へ初動で駆け付けた警官の1人だった。この事件のトラウマで心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患い、2度自殺を図ろうとした。 ロサンゼルス郡保安官事務所は職員3人と元職員1人の死亡について、殺人課の刑事が個別に捜査していると発表した。死亡した職員の氏名は公表していない。 同郡の警察官団体代表を務めるリチャード・ピピン氏によると、4人の死亡に相互の関係はなかったと思われる。 同じ組織内でこれほど短期間の間に
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