自らが暮らすソ連時代の団地の模型を手に、実際の建物と写真に収まるバーバラさん/David Navarro/Martyna Sobecka/Zupagrafika 旧ソ連や東欧圏の各地にある巨大な団地群は、戦後、欧州で住宅供給が促進された証しとして存在する。20世紀後半に一斉に建設されたこれらの団地は、大抵の場合、人々になるべく迅速かつ安価に住宅を提供するために、実用的なデザインとなっている。 これらの団地の中にはすでに取り壊されたり、荒廃しているものもあるが、多くは、それらを建設した共産主義政府よりも長く存続している。 出版社兼デザインスタジオ、ズパグラフィカの創業者であるデビッド・ナバロ氏とマルティナ・ソベッカ氏は、2012年から、東欧の老朽化したコンクリートブロック造の建物の写真を撮り始め、さらに現在もそれらの建物を「我が家」と呼ぶ人々と面会し始めた。 当初2人は団地をバックに紙ででき
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