アフガニスタンではイスラム主義勢力タリバンが権力を掌握してから15日で1年です。タリバンの暫定政権がイスラム法に基づいた統治を進める中、女性の権利を制限しているなどとして国際社会は批判を強めていて、今後、人権問題への対応が焦点となります。 アフガニスタンでは去年8月15日、治安の維持などにあたってきたアメリカ軍が撤退を進める中、タリバンが首都カブールを制圧し、その後暫定政権を発足させました。 暫定政権はみずからの解釈によるイスラム法に基づいた統治を進めていて、女性が外出する際には顔や体を布で覆うよう指針を示したほか、日本の中学校と高校にあたる学校に通う女子生徒の授業については「環境が整っていない」などとして今も認めていません。 国連などは再三にわたり事態の改善を求めていますが、タリバンは応じていないため、これまでに政権を承認した国はありません。 アフガニスタンでは国家予算の大半を国際社会か